DLNAのDTCP-IPを解除する方法 第2話『解読するより恋がしたい』
DLNAのDTCP-IPを解除する方法 第1話『DTCP-IPが引き裂く家族の絆』 - セカンドベストは何か?の続き
LOVE by Robert Indiana, 1995 / Dick Thomas Johnson
あらすじ
- DTCP-IPはAESという非常に安全な暗号方式
- AESを解読するより恋をしよう
- ひょんなことからAESの弱点が明らかに
放送利権にむしばまれた?LSIとソフトウェアでたどるDTCP-IPの歴史
日本のテレビ産業史「2000年代 DLNAによる家電ネットワーク時代」part2 - セカンドベストは何か?の続き。
概要
IEEE1394と同様、日本メーカーはDTCP-IPの専用LSIを開発した。
その一方で、Windows/MacやAndroid/iOS向けソフトウェアの配布は厳しく制限した。
理由は3つ。
専用LSIを使ったDTCP-IP対応は3000円ちかい製品コスト上昇につながってしまったが、家電メーカーはぜーんぜん危機感を持たなかった。
利権を守りたい放送局にゴマすりできるし、
『地デジ対応』の謳い文句で買い替え需要を狙う口実になったからネ。
たとえばソニーのDLNAクライアント「VGP-MR100」は、DTCP-IPに対応した後継品「VGP-MR200」と同じデザイン・スペックだったが、アップデートでDTCP-IPに対応することはなかった。
総務省の「地デジ化」を免罪符に、マイナーチェンジで買い替えさせる「地デジ化」商法が確立したんだネ。